◆不思議な人物
私が高校生の頃の話です。不思議な力を持った男性がいるという情報を仕入れてきた友人が、その人に会いに行こうと話を持ちかけてきました。
放課後。私達が訪ねると、その男性は私達を見てニコニコしながら、いきなりこう言いました。
「君達は今日の12時45分頃、ここに来ることを話していましたよね」
衝撃が走りました。全くその通りだったのです。
なぜ分かったのか聞くと、彼は目の前の机に置かれていたノートを開き、ページの一部分を指差しました。そこにはさっき口にした時間と、何か暗号のようなものが書いてありました。
続いて彼は、時計をチラッと見て「あと5分ほどで、右手に買い物袋を持った女性が入ってくるよ」と告げた。
すると、その通りの時間に言われた通りの女性が入って来ました。
彼はこんな話をしてくれました。
時折、自分の身体の一部分が痙攣する感覚に襲われる。まぶたがピクピク痙攣するのと同じような感覚で、身体のいたる所でそれが発生する。
その痙攣には何か意味があるのではと考えるようになり、時間と痙攣の箇所を記録するようになった。そしてテレパシーのようなものを受信しているために起こる現象だと分かった、との事でした。
痙攣の場所によって相手の意識レベルや性別、大体の年齢も分かるらしく、定義なども確立されていました。それらをとても分かりやすく教えて頂いたのですが、その方は自分の研究をいつか本にまとめたいとおっしゃっていたので、ここで詳しい説明は控えます。
不思議な話ですが、“痙攣”の記録を残していくと何かの法則に気づく事が出来るのかもしれません。
◆テレパシー
身近なところでは、かかって来る前に電話の相手が分かったり、誰かの背中を見つめているとその人が振り向いたりする事があります。他にも実体験としてテレパシーを感じることがあると思います。
過去にマスコミを騒がせたこんな実話がありました。ある男性がヨットで遭難し、何の手がかりもなく捜索も打ち切られてしまいました。しかし、その男性の妻は「夫は帰ってくる」と強く信じていました。なぜなら、男性は妻に伝わると信じて、ヨットの上からひたすら自分の無事と必ず生きて帰るというテレパシーを妻に送り続け、妻もまた、そんな夫の様子を何度も夢で見て、そのテレパシーを確信していたからだそうです。夫は夢の約束通り生還し、必死に送り続ける思いとそれを受ける愛が生んだ奇跡として紹介されました。
オーストラリアの先住民族アボリジニは、実生活の中でテレパシーを活用している事で知られています、遠くへ狩りに出かけた時などに、待っている仲間に狩りの成果や健康状態を伝える能力があるとされています。
誰もが本来持っている力なのかもしれませんが、今の時代はテレパシーよりも携帯電話の方が確実で、それらのものに頼ってしまってどんどん退化しているように思えます。緊急に何かを伝えたくても道具がない時は、テレパシーという力を思い出したいですね。
好きな人から連絡が来て欲しい時の思いや、言葉に出来ない気持ちをテレパシーで伝える事が出来たら、どんなに素敵でしょう。それにはヨットの夫婦のように、とても単純で純粋な“偉大なる信頼関係”が必要なのかもしれません。
皆さんがそんな人に出会えるように祈っています。